Page 9 - 神戸フィルムオフィス20周年記念
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ド・オブ・ミュージック』 ●初めてのロケ参加で、ドラマの内容などは当日の 現地で知りました。それが六甲道駅崩壊の復旧ドラ マ「BRIDGE」。 六甲道駅の近くに住んで震災に あっていたので、そのドラマに参加できるなんてと鳥 肌が立ちました。│岩畔照行・『紙の月』 ●フランスのオドレイ・フーシェ監督の『メモリーズ・ コーナー』。被災者であることを条件に、当時の服 装でJR鷹取駅に集合。撮影は旧二葉小学校の校 舎(現・ふたば学舎)だった。私は、避難所である教 室をウロウロ歩きまわる被災者の役目。幸い1回で 監督のOKがでた。何ひとつよきことのなかったあの 時期の、ささやかな自慢話であった。│奥秀雄 ●神戸フィルムオフィスが立ち上げられた当時、男 性の登録が少ないと聞き、急ぎ応募したのが最初 の思い出です。以来20年間、年に数回、仕事を調 整しながらの参加でしたが、撮影現場を通していろ んな職業を体験したり、俳優さんやエキストラの方た ちとお知り合いになれたり、70年の人生に彩りを添 えてもらったなぁと感慨深いものがあります。│藤井 史朗・『火垂るの墓』 ●KFOS第1回支援作品『走れ!イチロー』に参加。 終了予定を随分オーバーして、とにかく寒かった、ひ たすら待ったという記憶が強い。 田中まこさんが挨 拶された10数年後の特別上映会で、ポートピアラン
ドなど当時の神戸の姿が映っていて、映画は街の
記録だと気づいた。│hiro_kobe・『ライトスタッフ』 ●『紙の月』で走行中の電車の中のシーンを撮ると き、スタッフ数名が外で車体を押して揺らしていまし た。車内の私たちも「身体を揺らして」と助監督に いわれ演技!? 楽しい舞台裏でした。│落合弘・『ロ ーマの休日』 ●土曜ドラマ「心の傷を癒やすということ」の小学 校での避難所生活シーンに参加。演者の方も制作 スタッフの方も真面目に粛々と、それぞれの担当業 務に従事されていたことが大変印象的でした。参加 させていただく前は、もっと華やかな世界なのだろう と偏見を持っていましたが、視聴するだけの立場で はわからなかったことでした。│なかたにひろし・『旅 立ちの時』 ●朝ドラ「べっぴんさん」のエキストラに当たり、神 戸大学構内のロケでは「お金持ちA」の役をいただ いて、衣装に着替え、大きなカバンを抱えて人力車 に乗り...半日撮影。 放送当日、楽しみにしていまし たがすべてカットでした。│内山利晶
●「The Outsider」で、アメリカ人監督の撮影の 掛け声は、「ローリング」「バックグラウンド」「アク ション」と3段階で、日本の「よーい」「スタート」とは 違っていた。また、クランクアップの声に、スタッフ 全員が抱き合って喜び、映画の1シーンを見ている ようだった。│田路勝彦・『たそがれ清兵衛』
 KFOS募集中!
神戸フィルムオフィスの活動は、KFOS登録サポーターのみなさま にも支えられています。KFOSは、2000年『走れ! イチロー』の撮 影のために約1000人の市民ボランティアエキストラのみなさまに 『ウルトラマンメビウス&ウ 来ていただいたことから始まり、2007年にはいまのKFOSの形に制 ルトラ兄弟』撮影風景 度を整えました。2020年現在、その登録者数は約12000人です。 KFOSに登録いただいた方々には、ボランティアエキストラやボランティアスタッフ募集の お知らせ、神戸ロケ作品のご案内などをメールにてお送りしています。ご登録は、神戸フィ ルムオフィスのホームページで随時受け付けています。
➡http://kobefilm.jp
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